
昨日は褒めて育てることのメリットについて書きました。
たしかに、
スポーツにしろ、音楽にしろ、褒めないと上手くならない。
まず楽しむことが大事。
注意されたり叱られたりばかりだと、絶対キライになってしまう、、、
その通りだと思います。
しかし、これがあまりに拡大解釈されすぎて、
親の教育方針、要するに子育てにも適用されてしまっているケースが多いというは、どうなんでしょうね?。
近年、「一切叱らない」方針の親って結構多いでしょ。
「自分で考えさせる」と言えば聞こえはいいですけど、要は叱られた経験無しに子供が育つわけですわ。
これ、欧米、特にアメリカから輸入された教育方針でしょうけど、
家庭でも叱られたことがなく、学校でも叱られたことがなく、そうして育った子達が社会を形成しはじめるとどうなるか、、、。
アメリカで多発する少年による凶悪犯罪なんて、一昔前は対岸の火事でしたけど、今や日本でも頻発するようになりました。
日本の子供達が家庭でも学校でも叱られることがなくなったことと無関係ではないと思うのですが、、、。
とにかく褒めて褒めて育てあげる、、、たしかにスーパースターを輩出させる有効手段のひとつでありましょう。
しかし、一握りのスーパースターの影にはスーパースターになれなかった多くの集団がいるわけで、、、。
スーパースターは輩出しにくかったかもしれませんが、世界に類を見ないほど治安の良かったかつての日本、、、。
華やかな料理ではないかもしれませんが、世界一の長寿国の礎となったかつての日本の家庭料理、、、。
スーパースター、アメリカンドリームと言えば聞こえはいいですが、一握りの大成功者や大金持ちと、多くの貧困層との際立つ「その差」。
食生活にしても社会構造にしてもアメリカの一握りの華々しい部分だけに目を奪われて追いかけて来た日本、、、。
う〜む、、、。
ところで、、、
実は小生、小学校4年生の夏休みにアメリカンスクールの合宿に放り込まれた経験があるんですわ。
アメリカンスクールが夏休みの間、日本人の小学生を受け入れてアメリカ流の教育を体験させるというもの。
1か月の間、代々木の旧オリンピック選手村で寝泊まりして、そこから毎日バスで調布だか府中だかわからないですけどアメリカンスクールに通うという、、、。
アメリカンスクール内の教師陣は全員アメリカ人。
当時、子供心に驚きましたもの。
昼メシは学食で、、、いかにも子供の好きそうなアメリカンファストフードのオンパレード、、、ジュースやアイスもアリで、、、日本の給食の地味さと比べたら、それはもう嬉しくて嬉しくて、、、。
もちろん今思えば身体に悪いこと間違いないですが。
そして、、、
何をしても一切怒られない、、、一応注意はされるんですけどね、怒られない。
怒られないと子供って何度も悪さを繰り返すんですけど、その度に怒らずに注意するんですよ、根気よく。
で、いくら注意しても改善しない子に対しても絶対に怒らない。
どうするかというと、、、その子だけ隔離するんですな。
ちなみに小生、隔離された経験アリでして、、、お恥ずかしい。
体育や音楽はとにかくグッドの連発。
複数の教師達がおだてて盛り上げてくれて、皆で楽しくやるわけです。
で、今になって当時を振り返ってみると、、、う〜ん、、、やはりあまり良くないですなぁ、、、
やはり要所で叱ることは大切です。
雷もたまには落ちないと。
たしかに、体育と音楽はアレがいいのかな、と思いますけどね。