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スナック　みやSAN

「はい、お疲れ〜！」スナックのマスター、みやさんの声に迎えられて中に入ると、そこにはすでに先客が２人。 奥の赤い服の人はかなり酔っているようだ。機嫌よく話しかけてくれるのだが、何を言ってるのかさっぱりわからない。 すると、すかさずみやさんが通訳をしてくれる。 なるほど、なるほど。この人はタカラさんという名前なんだな。でも、みやさん、よくわかるね、タカラさんのしゃべり。さすがだな〜。 一方、手前の体格の良い男はカツミといって、自動車の修理屋の社長だそうだ。それにしてもこの男、よくしゃべるなぁ。ダジャレ連発じゃん。僕もそこまでくだらないギャグは言わないよ、、、ついつい笑っちゃう自分が情けないな、ホント。 ところでこの店、食べ物はあるの？何でも好きなモン喰っていいよって、、、なるほど、カウンターには缶詰めがズラリ。調理は一切しないのが潔いね。え？たまにはするって？あぁ、インスタントラーメンね。納得。 入店してから何時間たっただろうか。みやさんの鍛え抜かれた話術で、店内の盛り上がりは一向に沈静化する気配なく、気が付くともう朝が近い。ハッと我にかえった。タカラさんの言葉が解るようになっていた。 スナックみやSAN 住所：横須賀市若松町 電話；０４６８−２５−０２６２ 営業時間：夜８時頃？〜１時？２時？３時？４時？気分？ 定休日：日曜日、祝祭日 スナックみやSANは、２００５年７月をもって閉店いたしました。 小生、このお店には本当に長い間お世話になりました。 みやさん、こと宮崎正之さんは２００６年１月２１日に４７歳で亡くなりました。 みやさんからは色々なことを学びました。 それにしても早すぎるお別れでした。 天国から僕らを見守っていて下さいね。 みやさんが亡くなって５年を経過したのを機に、みやさんが入院してから亡くなるまで、私がお見舞いに行った時の記録を、当時みやさんと親しかった方々に公開することにいたしました。 閲覧される方はこちらからお進み下さい。

「他の場所にも行ってみる」