写真拡大

そばや(Yokosuka Sobaya)

何てことはない「街の蕎麦屋」然とした佇まいで、決して美味しい蕎麦が食べれるという雰囲気の造りの店ではない。しかし、こと蕎麦屋に関する限り、店の雰囲気や造りが蕎麦の味に直結するということは殆どないと思われる。この店は蕎麦がオススメなのはもちろんなのだが、江戸時代からの蕎麦屋本来のルーツであるところの「居酒屋」としての機能が充実しているところが面白い。 酒のツマミはリーズナブルで美味しいものが数多い。 こと大豆や豆腐を使った料理に秀でているようである。 小生のお気に入りは豆腐サラダ。日本酒にも芋焼酎にも合う不思議なサラダである。 その他にも揚げ出し豆腐、蕎麦味噌、湯葉なども美味である。 山形県から取り寄せる旬の素材を使ったメニューが数多いが、また不思議なことに、あの「静岡おでん」を普通に食せるのも何故だか分らないが嬉しいではないか。 酒類ももちろん充実。小生が好んで呑むのは芋焼酎の蕎麦湯割り。 蕎麦湯が不要に濁っていないところがまた嬉しい。 肝心の蕎麦だが、山形県の中でも有名な大石町産の玄そばを使用し、“挽きたて、打ちたて、ゆでたて”にこだわっているのはもちろん。 薬味のなかの山葵が、山葵単体で十分美味しいところがこの店のレベルの高さを如実に物語っていると言えよう。 そして特筆すべきは値段である。 「蕎麦屋」というカテゴリーで考えた場合でも、非常にリーズナブルなのだ。 これは本当に嬉しいポイントである。 横須賀そばやは２００８年２月をもって閉店しました。蕎麦だけでなくつまみも美味しく、しかもリーズナブルなお店だったのですが、、、残念です。

「小生イチオシの蕎麦はこちら」

「他の場所にも行ってみる」