2)検査
 検査の結果をもとに現状を把握し、治療計画がたてられます。検査の内容は主な物
として以下のような項目があります。

口腔内カラー写真
 歯肉は治療が進むとスピーディーに改善します。しかし、患者さんが実感するには
難しい面があります。歯肉の形態や色調の変化を確認するには、写真はとても有効で
す。

X線写真
 X線写真は歯槽骨の吸収の状態や、むし歯の進行状態を調べるのに有効です。歯周
病の進行程度を知るのに重要です。

う蝕の検査
 現在ある歯の状態を診査します。ムシ歯があるかどうか、かぶせた冠、つめ物など
についても調べます。

歯周ポケットの測定
 歯肉の辺縁から目盛りのついたプローブという器具を挿入し、歯周ポケットの深さ
を計測します。基本的にはポケットが深いほど、歯周炎が進行しているといえます。
歯周病の診断には必要不可欠な診査項目です。

歯肉からの出血
 歯周ポケットを測る時に出血した部位をチェックします。ポケットの深さを測定後
に、歯周ポケットからの出血があるということは、ポケット内に炎症があることを示
しています。

歯の動揺
 かみ合わせがうまくいっていないと、歯がグラグラと動いてしまうことがあります。
強すぎるかみ合わせは歯周病を急激に悪化させる原因となります。歯が動揺している
時は、歯槽骨が吸収してしまって歯を支えられていないか、強い咬む力や炎症などで
歯根膜が痛んでいることが考えられます。

咬み合わせの検査
 強くあたっている部位、ダメージを受けている部位を調べます。型をとって模型を
作り、立体的に患者さんの咬合状態を診査したりもします。

これらの検査をした後は、もちろん患者さん本人に説明を行います。説明する内容はおおよそ以下のとおりです。まず、歯周病という病気の内容について説明します。さらに、今現時点での歯周病の程度、そしてムシ歯の有無とその程度。考えられる原因について。これからの治療の内容。これらを写真と絵を使って分かりやすく説明致します。


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