3)診断と治療計画
 検査結果をもとに治療計画をたてます。患者さんの口の中は千差万別です。ひとりひとりに適した独自の計画を立案します。おおよそ次のような基準をもって立案を行います。

歯周病菌の数を減らし、お口の中を清潔にするために。
患者さんそれぞれに適したプラークコントロールのプランを選択します。プラークコントロールとともに歯石の除去も行われます。歯周病の程度により内服薬の併用をお勧めすることもあります。

プラークコントロールしやすい環境づくりのために。
 不良補綴物、不良充填物の除去または修正が必要な歯を選択します。  特に歯肉近くの形態が悪いものについて行います。

咬める体制づくりのために。
 咬んだ時に強く当たる部分の咬合調整や、動揺している歯の暫間固定をすべき部位を決定します。必要があれば義歯の調整、修理などを行います。

他の治療とのバランスを考えて。
 ムシ歯の治療や、歯の中の神経の治療(歯内治療)を必要に応じて行います。

どうしても助けられない歯の選択。
 抜歯はあくまで最後の手段ですが、その歯を残しておくことで、他の抜かなくてもよい歯まで悪くしてしまう危険性があるかどうかなどを検討します。

歯周病の治療は患者さんとの二人三脚です。この治療計画をご説明し、同意をいただいてから行います。患者さんからの協力を得ることにより、治療もスムーズに行うことができるのです。

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