今回の学会、色々と素晴らしい発表、講演がありましたが、
その中での白眉を挙げるとすれば、
2日目の最後の講演:沼津市で開業されている長澤信五先生の講演でした。
55年の臨床経験の蓄積はもとより、
55年前当時からアグレッシブに臨床に取り組まれていたことが解ります。
歯科医師が足りなくて押し寄せる患者さんを捌くのが精一杯だったであろう時代に、
超多忙にかまけることなく腰を据えて勉強され、
当時高価であったフィルムも惜しがらず沢山の写真を撮られ、
患者さんの為に精進されてきたことに、ただただ頭が下がる思いです。
そして御年80を超えた現在も、将来を見据えた非常にアグレッシブな姿勢に
「雲の上の崇高さ」を感じたのでありました。