『従来の治療法との比較2』



従来は総入れ歯しか方法がありませんでした。
総入れ歯は顎の粘膜に唾液を介した吸着力で維持されているため、顎の骨の形などの条件が悪いとガタついたりすることになります。
入れ歯のガタつきに不満を抱いている患者さんは数多く、各社から総入れ歯安定剤が発売されている所以でもあります。
この安定剤は緊急避難的に使っていただく分には大丈夫なのですが、長期に常用すると顎の骨が痩せることを助長し、入れ歯がさらにガタつくようになり、悪循環に陥ります。

インプラントを利用するとガタつきがなくなり、入れ歯のように口の中が狭くなったような感じもないので、食事もおいしくいただけるようになります。

もちろん「総入れ歯は悪いものである」ということではありません。
総入れ歯でも、吸着力だけで通常の食事をほとんど問題なく召し上がっておられる方はたくさんいらっしゃいます。