スナック みやSAN
京浜急行、横須賀中央駅から歩いてすぐ、若松町の呑み屋街にその怪しい店はある。
そもそも、この若松町自体が一種タイムスリップしたような雰囲気を醸し出す呑み屋街なのだ。怪しいと言えば怪しい街並だし、懐かしいと言えば懐かしい、そんな雰囲気が充満している。
街の小路はこれでもかというほどに入り組んでおり、酔って他人に連れていかれて初めて入った店に、翌日に独りでもう一度行けと言われても、まず無理である。
シラフでも相当の困難を伴うであろうから、酔っていたのではもうお手上げである。
逆に行きつけの店はどんなに酩酊状態でも、いとも容易く到着できるから不思議である。
僕にとってのそんな行きつけの店がここ、みやSANである。
ネオンがついていれば営業中の証し。
それにしてもネオンがなかったら、まるで「笑ゥせえるすまん」にでてくるスナック「魔の巣」のような佇まいだ。
ね、怪しいでしょ?
店の前を初めて通った人が、独りで入店するにはちょいと勇気のいる怪しい店構え。
さあ、貴方は帰る?それとも勇気をだして入ってみる?
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「ラーメンでも喰って帰る」 「呑みたい気分なので入る」