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いっちゃん

さて、ここでの僕のイチオシは「うどんなべ」である。 うどんなべって何？うどんの入った鍋？まぁ、その通りなのであるが、 実体は海鮮鍋で、初めからカルクッス（韓国うどん）が入っているのだ。 店の構え、雰囲気からすると意表をつく本格派の料理である。 ワタリガニを中心に据えた各種の魚介と野菜をぴりっと辛いスープで煮込んでおり コチュジャンとテンメンジャンをベースに醤油、味醂などで味付けされたスープは 魚介の旨味野菜の甘味、唐辛子の香味がまさに三位一体となり 食べるほどに引きずり込まれそうな深いコクを生み出している。 わけても印象的なのはワタリガニの旨味とカルクッスの食感の融和である。 カルクッスのもちもちっとした食感の最も引き立つスープである。 ５歳の息子も辛い辛いと言いながら、ついつい後をひいてしまうのだろう。 カルクッスを啜っていた。

「他の食べ物も試す」　　「他の場所にも行ってみる」