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ちびちび呑もう会　春日井ヒサフミ君

僕の妻が彼の事を「デビル」と称し、忌み嫌ったのは極めて自然である。 僕らが新婚生活を満喫している頃、妻が夕食を作り始めると彼から僕に電話があり 「頼むから今から一緒に呑んで下さい」と嘆願される。 あまりに真剣にお願いされるので「これはただ事ではないな」と思い、 急いで行ってみると 「見ろ、俺が呼べば茂木は来る」と周りの連中に自慢しているではないか。 要は先輩（僕）を呼び出して、来るかどうかで賭けをしていたらしい。 もちろん、このような呼び出しはこの１回きりであるわけがない。 「誘うなら前もって言ってくれ、いや、当日でも夕食の支度にかかる前に言え！」 妻は沈痛な面持ちで叫んだものだ。 彼本人に問い正したところ、シラフの時は「誘ったら悪い、、、」と思うらしい。 そう、賢明な読者はお解りだと思うが、人間関係の悪循環を地で行く男なのである。 妻の誕生日や結婚記念日をわざわざ狙ったように ピンポイントで予定を組む（本人曰く、たまたまらしい）のも彼の仕業である。 小山ユキヤ君に「ちゃんとしましょう！」と言って、終末をもたらしたのも彼である。 そんな彼を見捨てることなく日々更正させているのが写真右の奥様である。 奥様の存在なくして我々ちびちび呑もう会の存続はございません。 これからもよろしくお願い申し上げます。

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