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２００２年６月の時点でまだ独身の彼。
写真でもお解りの通り、子供達にも大人気。真に心優しい男である。
当時、僕の妻から執拗に忌み嫌われていた、ちびちび呑もう会の構成員の中でも、
彼だけは妻から好意的な目で見られていたという事実がある。
しかし彼にも転機は訪れた。
彼が呑み会を企画して、僕達夫婦を招待してくれたことがあった。
その呑み会に彼が同伴してきたのは、自称「茂木ファンで〜す」という２人の女。
その女達、これがまたとてつもなく強烈であった。
僕の両脇に陣どった彼女たちは、妻の目の前でベッタベッタと僕に触るわ抱きつくわ。
僕もついデレデレ（不徳の致すところです）してしまったのは良くないが、
彼女たちの攻撃に目が点になった妻、そしてその傍らには、
無力の象徴のように何もできない、そして何も言えない高野がいた。
高野の事だけは信じていた妻にとって、これは大きなショックとなった。
帰り道「高野君、ちゃんと友達を選んだ方がいいよ、、、」妻がぽつりと呟いた。
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足を引っ張る人達 その6
